【新唐人2011年11月4日付ニュース】20カ国・地域首脳会議では、ヨーロッパの債務問題が焦点となります。特に、中国政府が問題の債務を購入するのかが注目を浴びています。専門家の声をお聞きください。
問題の国債を中国政府が買い支えたら、中国人の利益を害するのでしょうか。
評論家 陳志飛さん:確かにそうです。中国にとって欧州の主な輸出相手国は英国 ドイツ フランスなど経済強国です。今回 危機なのはギリシャ、アイルランド ポルトガルなど、特にギリシャは中国とEUの貿易のうち1%未満です。他の債務国も同様です。それらの国と中国の関係は薄いので、中国がそれらの国を支援することはEUと中国の貿易を支持するといいつつ。実際は中国の納税者の利益に反しています」
中国政府はこの機会を利用してEUに対し、多くの問題で中国に譲歩させるだろうと分析します。
評論家 陳志飛さん:「私が思うに、中国政府はこれを利用して、納税者の金を使ってEUに譲歩させるでしょう。たとえばEUに中国を市場経済国だと認めさせます。そうすれば米国の人民元への圧力も弱まるでしょう。最も肝心なのは中国政府はこの機会を利用し、1989年の天安門事件以来の武器禁輸をEUに解除させて、ハイテク武器を手に入れることです。中国政府は実際納税者の金を使い、政権保持に利用するでしょう。あきれる行為ですが関心を集めています」
ヨーロッパの国債を買うことは、アメリカ国債を買うリスクの分担につながると評論家は指摘。特に今買えば、相手にとっては願ってもないことのため、相手に政治的要求も突きつけられます。また中国政府はずっと、ヨーロッパとの関係を利用して、アメリカをけん制してきたともいいます。
評論家 文昭さん:「今 共和党の大統領候補は公に中国大陸の制裁を叫んでいます。将来の政治情勢が見通せない中中国は欧州と関係を強め、米中関係がもたらす衝撃をけん制したいのでしょう。中国から資金援助を受ければ、欧州の中国批判も減ります。中国政府にとって望ましい国際情勢の下で共産党は権力移譲を狙っているのでしょう」
新唐人テレビがお伝えしました。
评论:中共买单欧债受各界关注.html (中国語)